【アジア大会】池江瑠花子「5年前の6冠」の無敵が影を潜める「限界説」

【アジア大会】池江瑠花子「5年前の6冠」の無敵が影を潜める「限界説」

 中国・杭州で行われているアジア競技大会に参加中の競泳女子・池江璃花子が9月27日、100メートルバタフライ決勝で5位となった。

 池江は24日の400メートルフリーリレーで銀メダルを獲得したものの、大会前にインフルエンザで体調を崩していたこともあって26日の100メートル自由形は欠席。体調が万全ではない中での5位はさすがともいえるが、「試合でここまで自分に期待をしなかったのは初めて」とコメントしたその表情はいつになく冴えなかった。

 スポーツライターが語る。

「今大会は全盛期に比べると明らかに精彩を欠いているように見え、体調を不安視する声は聞こえていました。7月に行われた世界水泳では初日に50メートル自由形で予選敗退。個人4種目とリレー3種目に出場したものの、個人で決勝に進んだのは50メートルバタフライ(7位)のみで、いずれも表彰台には届きませんでした。今回の状態が病み上がりによる不調であれば納得できますが、一部ファンからは『限界説』まで出ていますね」

 そんな指摘など関係ナシに、まずは来年のパリ五輪出場を果たして欲しいものだが、

「池江は世界水泳後、『パリ五輪へのいい刺激になった』と強気のコメントを残していましたが、現状の成績を考えると五輪でもメダルはかなり厳しいといえるでしょう。白血病を克服した後も国内では第一人者として実力を発揮しているものの、世界の壁はかなり厚い。パリ五輪の結果いかんによっては『引退』も十分に考えられるでしょうね」(前出・スポーツライター)

 前回2018年のアジア大会ジャカルタでは6冠を達成し、MVPを獲得した池江。水泳選手の年齢が若くなるなか23歳の池江はすでにピークを迎えているだけに、意地を見せてほしいものだ。

(ケン高田)

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